幣事務所では、健康経営アドバイザーの認定を受けた社労士により、企業様の健康経営優良法人認定取得を全面的にフォローいたします。
健康経営優良法人の認定取得方法から、認定取得後にどのようなメリットを得ることができるのかについてもご紹介させていただきます。

目次

健康経営とは
高まる重要性、なぜ今健康経営なのか
健康経営に取り組むメリット
実践の流れ
sangoで行うサービスについて

健康経営とは

健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する経営手法です。従業員の健康増進にかかる支出をコストではなく「健康投資」としてとらえることが重要です。

生産年齢の人口減少や従業員の高齢化、人手不足などの社会的課題を背景に健康経営の普及が進んでいます。今後も一層重要となることが想定されています。

高まる重要性・なぜ今健康経営なのか

Ⅰ.生産年齢人口の減少と従業員の高齢化

健康経営に注目が集まっている社会的背景の1つ目は、生産年齢人口の減少と従業員の高齢化です。
日本の将来推計人口の推移をみると、生産年齢人口である15~64歳は減り続け、この減少は今後も長期的に続くと予想されます。(図表1-1参照)また、年齢層別人口割合の変遷では65歳以上の人口の割合は2050年ごろまでに40%まで増加し、それ以降は14歳以下の割合と生産年齢人口の割合はともに安定することが推定されています。

図表1-1 出典:内閣府「令和4年版 少子化社会対策白書」

このように、生産年齢人口が減少し、従業員の高齢化が進む中65歳以上の高齢者が活躍できる就業環境の整備や毎年の定期健康診断の受診やストレスチェックの実施、メンタルヘルス等、健康面でのサポートを行う健康経営の必要性は、高まっていくと考えられます。

Ⅱ.中小企業は慢性的な人手不足

皆さんの会社は、十分に人手が足りていますか?また、求人活動を行った際に理想的な人を採用することができているでしょうか?
もし、十分に人手が足りていて、離職率も低く、求人時には応募者が多く集まるという場合には、すでにとても魅力のある会社作りができていると推察いたします。
一方で、慢性的に人手が足りないと感じている企業は60%を超え、過不足はないと回答した企業は30%を超えていることがわかります。(図表2-1参照)

「不足している」と回答した企業はすでに何かしらの手を打つ必要があると考え、行動をされている企業様も少なくないと思いますが、「過不足はない」と回答した企業についても何かしらの対策を講ずべきであると考えられます。
過不足はない、つまり一人でも欠けてしまった場合にフォローすることが困難であると考えられるためです。
そのため、中小企業においてはほぼすべての企業様において、現状ないし将来を見据えた対策を講じることが重要です。
また、中小企業を受けた学生のサンプル調査では、「やりたい仕事に就ける」や、「会社の雰囲気が良い」「企業として独自の強み合がある」などの理由が上位を占めたことがわかっています。一方で、受けなかった理由に関しては「給与・待遇がよくない」「安定性に欠ける」「福利厚生が不十分」といった理由が上位に上がりました。
健康経営に取り組むことで、離職率の低下や職場全体でのモチベーションの上昇などの効果を期待することができ、働く人の生産性が向上することで、最終的に企業にとってもプラスに働くと考えられます。

中小企業における人員の過不足状況について

図表2-1 出典:日本・東京商工会議所「人で不測の状況および従業員への教育・教育訓練に関する調査」調査結果2022年4月

健康経営に取り組むメリット

企業が、健康経営に取り組むことによって多方面でのメリットが生じます。健康経営に取り組むことで、従業員本人にもメリットを感じてもらうことができるため、福利厚生のような一面を有していると考えられます。従業員の満足度が上昇することにより、企業としても好循環を生み出すことができ双方にとってメリットのある取り組みであると考えております。
また、健康経営優良法人に認定されることにより、融資等でも優遇を受けることができ、事業の運営にも大きなメリットとなることが想定されます。

企業のメリット

①企業理念の浸透
②従業員のモチベーション向上、職場の一体感の醸成
③社会的評価の向上

従業員のメリット

①健康の増進
②仕事と生活にメリハリができ、自己実現機会の拡大
③企業の社会的な評価が向上することにより、良い企業で働いているという実感の獲得

保険者のメリット

①データヘルスの促進
②事業主との協創が進み、安定的な保険運営が実施

実践の導入の流れ

健康経営優良法人の取得にあたり、いくつかのステップをクリアしていく必要があります。
東京都の企業を例に、図表3-2を作成いたしましたので参考にしていただければと思います。
健康経営優良法人認定の取得に取り組むにあたり、まずは現時点での状業をチェックシート(図表3-1参照)等を用いて採点していき、一定の基準を超えた場合に、「健康優良企業」の認定を取得することができます。その後、東京都から送られてくるより詳細な項目に取り組むことにより、「健康経営優良法人」としての認定取得が可能となります。そのため、健康経営優良法人の認定取得を目指す場合には、STEP1のお取り組みをしていただければと思います。

図表3-1 出典:全国健康保険協会東京支部「健康企業宣言」チェックシート

チェックリストだけでなく、リーフレットを確認したい場合は、右下にございますダウンロードはこちらよりご確認ください。

sangoでおこなうサービス

sangoでは、実際に健康経営に取り組もうとする企業様の状況に合わせた支援サービスを提供いたします。
企業様ごとに、現状のお取り組み具合や企業規模等条件が異なっておりますので、依頼をいただきました企業様に寄り添ったサービスの提供をお約束いたします。

ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。

STEP2以降の料金に関しましては、別途お問い合わせくださいますようお願いいたします。